予定帝王切開と母子別室の産後レポ

2018年6月に2人目を予定帝王切開にて出産しました。産院は総合病院で、母子完全別室でした。
4年ぶりの妊娠出産でしたが、前回の時とは妊婦健診の内容も違っていて(子宮底長を計らなくなった、等)、医療も日々変わっていくのだなと感じました。

前回は自然分娩からの緊急帝王切開でしたが、今回は予定帝王切開。ずっと嫌だ怖い逃げたいと思っていましたが、逃げられるはずもなく当日を迎えました。

1人目の出産レポはこちら

帝王切開、全体のスケジュール

入院から退院まで、計9泊10日の入院生活でした。以下は全体のざっくりとしたスケジュールです。

入院1日目
(手術前日)
前日10時から入院。
麻酔科診察や手術室看護師との面談等。
21時以降絶食。
入院2日目
(手術日)
9:00から手術開始。
2時間程度で終了。
入院3日目
(術後1日目)
トイレに行くことを目標に歩き始める。
入院4日目
(術後2日目)
新生児室まで行ければ授乳開始。
朝から食事開始(流動食)。
入院5日目
(術後3日目)
点滴が抜かれる。
食事は夕食から産科食に。
入院6日目
(術後4日目)
授乳がフルタイム出勤に。
シャワー解禁。
入院7日目
(術後5日目)
体重測定、検尿あり。
入院8日目
(術後6日目)
助産師さんからの退院指導。
調乳指導も希望すれば受けられる。
入院9日目
(術後7日目)
小児科医師の指導。
退院診察。
沐浴指導は希望すれば受けられる。
退院日
(術後8日目)
入院費用の支払い後、退院。

正直、授乳が始まるととても忙しいです。3時間おきの授乳で1時間程度かかるため、その間が2時間しかなく睡眠不足にもなります。
なので外部の人との面会は最低限にすることをおすすめします。

手術中のこと

手術は局所麻酔で行われます。赤ちゃんの産声を聞くためだそうです。私は怖くて、全身麻酔でとお願いしたのですがダメでした…。
ざっくり流れはこんな感じです。

  1. 部屋で手術着と産褥ショーツに着替える。
  2. 徒歩で手術室へ
  3. 手術用の帽子を被り、手術台に横向きに寝る
  4. 背中に麻酔の針を刺す
  5. 手術開始
  6. 切開
  7. 赤ちゃん誕生
  8. 処置、縫合

全部で2時間程度で終わりです。手術室へ入ってから麻酔を入れるのに20分程度。開腹から赤ちゃん誕生までは30分程度でした。
私の場合、2度目の帝王切開だったからか、お腹の中で多少の癒着があり剥がすのに時間がかかったそうです。

背中の麻酔が痛い、という話を聞いていましたが私の場合はそこまででもなかったです。ヒヤッとする感覚とチクッとする痛みがありました。
赤ちゃん誕生までは意識があります。処置の段階で麻酔を強めてもらい、眠ることができます。
体質によって麻酔が効かない、という人もいるそうです。私の場合はしっかり効いていたので、触れる感覚だけがあり痛みはありませんでした。
赤ちゃんが出てくるまでは助産師さんが枕元で話しかけてくれて、その場の人たちの出産の話を聞かせてもらいました。赤ちゃんが出てきて少し触れ合わせてもらった後は、麻酔を強めて眠らせてもらうことが出来ます。

手術前と手術中は怖くて仕方がなかったのですが、特に問題なく終わって安心しました。
そして帝王切開の場合、本当に辛いのは術後の痛みなのでした。

術後の痛み

手術中は、麻酔が効いていて痛みはありませんが、術後は麻酔が切れて徐々に痛みが出てきます。
当日は麻酔が残っていて、そこまで痛みは強くありません。痛みのレベルをMAX10だとすると、3〜5くらい。
私の場合、ベッドに寝たきりだったせいで腰とお尻が痛くなり、当日の夜はお腹の傷よりもそちらが辛いほどでした。(余談ですが、寝たきりの腰の痛みにはペットボトルをお尻の下に挟むと少し楽になって良かったです。)

術後1日目は背中に刺したままの麻酔の残りと、座薬の強い痛み止めを入れてもらい、痛みを抑えていました。が、座薬が切れ始めるとすぐ痛みが強まるので大変でした。この日は痛みレベル5〜8くらい。寝返りはもちろんうてません。
朝から歩行練習が始まりましたが、起き上がるだけで貧血を起こしてしまい断念。1人目のときはすぐに立ち上がれたのに、と凹んでいると「大抵の人はすぐには歩けない」と看護師さんが慰めてくれました。
この日は何度か痛みを我慢しつつ歩く練習をして、夕方には室内の洗面所まで行けるくらいになりました。

術後2日目は背中の麻酔が外され、座薬と飲み薬の痛み止めで過ごしました。痛みレベルはまだ5〜8。
トイレまで行くことが出来たので尿管も外されます。昼頃には授乳室へ行けたので、ついでに授乳。

術後3日目から痛みレベルが座薬ありで3〜5程度になり、しっかり歩けるようになりました。
術後4日目の午後からは飲み薬のみで痛みレベル3〜5。毎日少しずつですが、しっかりと回復へ向かうのを実感しました。
これくらいの時からベッドでも自力で横向きになれたので、腰の痛みも弱まりました。
ここからさらに少しずつ痛みが減っていき、術後12日程度で飲み薬の痛み止めも不要になりました。

排泄と痛みについて

帝王切開の術後はお腹の傷もあり、排泄が心配になります。私の場合、おならは術後1日目で出て、排便は術後3日で出ました。1人目の時もそうでしたが、術後はなぜか便が緩くなったので、便秘で出てこない、ということはありませんでした。(術後便秘になる人もいるので、その場合は看護師さんに相談するとすぐに薬を処方してもらうことができます)
ただ、排便・排尿・おならの時に激しく腸?が痛みました。毎回お腹がとても痛くなるので、排泄にすごく時間がかかりました。あまりに時間がかかるので、トイレへ行く時間を加味して行動していました。痛みが収まったのは、退院するくらいの時。とにかく辛い入院生活でした。

予定帝王切開の費用

医療機関によりますが、一般的には約40〜100万程度だそうです。
参考「帝王切開にかかる費用ともらえるお金
私の場合は、公営ではなく民間の総合病院で47万円でした。
出産育児一時金42万円と会社からの祝い金でまかなえたので助かりました。
前回の出産は別の産院だったのですが、無痛分娩と緊急帝王切開で80万円ほどになったので、今回はかなり費用が低く驚きました。

母子別室の感想とメリット・デメリット

1人目の時は母子同室、今回2人目の産院は母子完全別室だった経験から私が感じたメリット・デメリットを紹介します。

母子完全別室のメリット

  • 自分の体の回復に専念できる
  • 赤ちゃんの状態を助産師さんが見てくれるので安心できる
  • トイレやシャワー等で部屋を出るときも赤ちゃんを気にせず行ける

産後の体はボロボロで、2〜3日は常に眠気がある状態。そんな状態で赤ちゃんを見るのは心も体もとても疲れます。母子別室であれば、まず自分の回復に集中でき、ゆっくりと過ごすことが出来ます。(とはいえ、授乳や診察等があるので入院中はずっと忙しいです)

また、母子同室の場合トイレやシャワー、洗濯にも気軽には行けませんが、別室であれば身一つで気軽に行けます。

母子別室のデメリット

  • 赤ちゃんの授乳タイミングがわからない
  • 赤ちゃんとの面会は窓越しなので、父母以外は抱っこ出来ない
  • 1人目の場合、退院してから赤ちゃんのいる緊張感で疲れるかも

母子同室の場合、赤ちゃんが泣いたら授乳室へ行くのですが、別室の場合は授乳時間が決まっていて、その時間に新生児室へ行きます。しかし、時間通りに行っても赤ちゃんが寝ていたりして、タイミングが合わないこともあります。
帝王切開の場合、歩くのも一苦労なのに、部屋と新生児室を何度も往復するのは大変でした。そういう時は、助産師さんにお願いして、赤ちゃんが泣いたら呼んでもらうこともできます。でもつい気になって見に行ってしまう、そして疲れる、という場面もありました。
また、赤ちゃんとの面会は父母以外は窓越しになるので祖父母や兄弟は抱っこができませんでした。
1人目出産の場合は、母子同室の方が赤ちゃんとの生活の練習になるので、退院後も不安なく生活できるかもしれません。

どちらが良いか?

個人的に、母子別室は安心と休養が取れて良かったです。退院後、自宅に帰ればずっと赤ちゃんと一緒なので、入院中くらいはゆっくり体の回復に集中したほうが良いと思いました。
母子別室の産院でも、個室で母子同室ができる場合もあるので、入院中の体調と赤ちゃんに合わせて選択するのも良いかもしれません。

まとめ

手術前は帝王切開が怖くてたまらなかったのですが、過ぎてしまえば意外と何も問題なかったな、と思います。むしろ、術後の痛みのほうが長引いて辛かったです。
母子別室は、実は産院を決めてから知りました。たまたま家から一番近い病院が母子別室でした。意図せずですが、経験できて良かったと思います。
もし初産でこれから産院を決める、という人にも勧めたいです。

産後の痛みや傷口のケアについてのレポはこちら