夫の飲み会問題の本質

「産後の夫の飲み会」問題の本質は飲み会ではない

現在、私は4歳女児と0歳3ヶ月男児の育児中です。普段、夫は家事も育児も率先して参加してくれることで、良い夫婦仲を保っています。ですが先日、夫が悪びれも無く2週連続、計3回の飲み会に参加したことで久しぶりの大喧嘩をしました。その時夫に言われたことと自分が感じたことをまとめます。

飲み会へ行かないでほしい理由

飲み会に行かないで欲しい理由は以下です。

  • 忙しい夜の戦力になってほしい
  • 正直羨ましくて妬ましい
  • 普段から生活の負担が不公平である(と感じている)

一つずつ説明します。

忙しい夜の戦力になってほしい

保育園のお迎えから寝かしつけまで、やることはたくさんあります。書き出すとこんな感じ

  • 保育園へ上の子のお迎え
  • 夕食作り
  • 下の子をあやしながら上の子へ夕飯を食べさせる
  • 食器洗い
  • 子供2人の風呂
  • 上の子の遊び相手
  • 翌日の保育園準備
  • 上の子の歯磨き
  • 上の子へ絵本読み
  • 寝かしつけ(1〜2時間)
  • 下の子のお腹が空けば授乳(数回)
  • 下の子のオムツ替え(適宜)

ざっとこれだけのタスクがあります。今は育休中なので「洗濯」「掃除」がないだけマシですが。
乳幼児2人いる生活って大変なんです。乳児1人でも大変です。自分の世話も満足にできないんです。だから、一刻も早く帰ってきて戦力になって欲しいのです。

正直羨ましくて妬ましい

私は現在、母乳で赤ちゃんを育てているので、お酒が飲めません。そもそも赤ちゃんの命を24時間365日休みなく監視して守っているので、母乳じゃなくてもお酒は飲みません。母乳だから、赤ちゃんと離れられる時間は最大で3時間が限度。どんなに出かけたくても飲みに行きたくても絶対に行けないのです。
なのに、夫は2週間に3回も飲み会。羨ましくて妬ましくてたまりません。

普段から生活の負担が不公平である(と感じている)

赤ちゃんを産むと、基本的に母親の人権はなくなります。乳幼児育児中の母親って本当に不自由です。

  • 子供の食事が優先なため、好きなものを食べられない
  • 夜中の授乳、オムツ替えで夜通し眠れない
  • 観たいテレビ番組は基本観れない
  • 子供に泣かれるため、トイレも自由に行けない
  • (授乳があるから)出かけたい時に出かけられない
  • (授乳があるから)行きたい場所があっても行けない

父親の場合、この不自由さを感じるのは「見たいテレビが観れない」くらいで、他は全部自由ですよね。本当に羨ましい。夫がどんなに家事をしても、日中のオムツ替えやお風呂担当をしてくれても、やっぱり育児の負担は母親にのしかかるもの。家事をしてくれればもちろん感謝しますが「こんなにやってやってるのに」とは決して思わないでほしいです。それ以上に私(母親)は不自由で、人権がなくて、辛いのです。
(赤ちゃんはとても可愛いですが、それとこれとは別の話。)

以上のことから、夫がまるで独身のように好きな時に好きなだけ飲み会へ行かれると、不自由で負担の大きい自分とのギャップが大きく、とても辛く感じます。だから、子供が0歳のうちは飲み会へ極力行かないようにして、一緒に育児をしてほしいです。だって、赤ちゃんは夫婦二人の子供なのですから。

その飲み会の価値

飲み会全てを断って欲しいと思っているわけではありません。夫も毎日残業がないように仕事をして、急いで帰って家事育児して、とやっていたら疲れるのもわかります。月1回くらいであれば飲み会も構いません。たまに外でラーメンを食べて帰ってきても全然良いです。
ただ、それは「当たり前にできることではない」と理解して欲しいです。それは私(母親)が同じことをしようとしても、簡単には出来ないことだからです。飲み会、行こうと思えば、近所であれば2時間は参加できるかもしれません。でもお酒は飲めない。夕飯は外食、行こうと思えば行けます。でもその前に赤ちゃんの授乳タイミングを考えて、次の授乳に間に合うように急いで帰って来ないといけません。でも母乳だし、ラーメンの塩分大丈夫かな、とか考えたりもします。

これ全部、夫は何も考えずに実行出来ますよね。でも、当たり前じゃないんです。私が家で家事育児を頑張っているからできる特別なことなのです。

問題の本質は思いやりのなさである

今回、私が一番腹を立てたのは、

「妻も飲み会に行けばいい。逆の立場だったら行っておいでと言う。」
「(私がどんなに飲み会へ行くなと言っても)逆の立場だったら全然悪いと思わない。だから自分も飲み会に行って良い。」

と言われたことです。
「飲み会へ行けばいい」?母乳だから時間制限があって、お酒も飲めないのに?そもそも産後3ヶ月の授乳婦を飲み会に誘う人もいないのに?
「逆の立場だったら全然悪いと思わない」?それは本当に逆の立場をわかっていたら出てこない言葉です。母乳を出して昼夜問わず24時間のお世話を3ヶ月以上続けた経験をしてはじめて理解できるのです。つまり、夫が本当の「逆の立場」を理解することは不可能です。

これらのセリフ、全部思いやりのなさが問題だと思いました。思いやりがあれば、産後3ヶ月で体調も戻ったばかりの妻に悪びれもなく飲み会へ行くことはしないはずですよね。夫婦関係で一番大事なのはお互いへの「優しさ」「思いやり」だと思うので、それがなくなったら関係は破綻します。だって、そもそもお互い他人同士ですから。今は婚姻関係を持って夫婦をやっていますが、紙切れ一枚でいつでも他人に戻れる、その程度の関係です。だからこそ、「思いやり」が大事なのです。

どうしても行きたいなら交渉を

どうしても行かないといけない飲み会だというので今回は送り出しましたが、それなら後日同じだけの自由を私に与えてください。そんな自由、何しても実現しないんですけどね!

でも例えば、休日に子供全員連れて3時間ほど公園に出かけるとか。私1人で3時間ほど出かけさせるとか。それを1回だけじゃなく毎週やるとか。口約束だけじゃなく確実に実行するよう予定に組み込むとか。そういった真摯な対価を支払ってください。
そしてその対価は一方的に夫自身が提示するのではなく、妻が納得する形で願いを聞き出して実行して欲しいです。「飲み会行くから」ではなく「飲み会行くからその代わり、今度の週末に子供連れて出かけるか、1人で出かける?」と言って欲しいです。

状況次第ではキャンセルを

我が家には子供が2人いるので、すでに参加する予定の飲み会でも何かあればキャンセルすることを考えて欲しいです。例えば、

  • 子供の発熱・発病
  • 妻の怪我

こういったことが起こった場合、親1人では子供のお世話が難しくなります。

子供は突然病状が悪化するので、その際大人の相談相手・労働力が必要になります。夜、突然子供が痙攣を起こしたり嘔吐した時に母親1人では、もう1人の子供を見ることが難しくなります。その時、もう1人の親が不在、あるいは酩酊しているようでは困ります。ですから、子供が発熱したときは当日でもキャンセルして、緊急時に備えて家にいて欲しいです。

また、私(妻)が子供のお世話が難しくなるような怪我をした場合も、飲み会はキャンセルして欲しいです。
今回、夫の飲み会前日に私が股関節を痛める怪我をしました。まだ産後3ヶ月なので、関節の状態が十分に戻っていないことが原因でした。(出産時、産婦の体には関節、靭帯を緩める「リラキシン」というホルモンが大量に出るため、怪我をしやすくなります。)
痛みはかなりあり、歩くのも困難でした。それでも、夫は存ぜぬという態度で飲み会へ参加しました。その飲み会の裏で、私は歩けない体でどうやって子供2人の世話をすればいいのかあれこれ思考をめぐらせ、悩み、どうにかやり過ごしました。夫はその時、一緒に悩むことすらしませんでした。

もし次同じようなことがあった場合は、迷わず飲み会はキャンセルして欲しいです。あるいはすぐにシッターを手配するなどしてください。それが夫として、父親としての、役割であり思いやりというものです。

どうしようもない時のストレス対策

今回、どうにも夫への怒りが収まらなかったので、夫をただの同居人と思うことでストレスを回避しました。夫ではなくただの同居人と思えば、少し家事育児をしてくれるだけで「すごい、なんて良い人なんだ」と思えます。「自分の家族でもないのに子供と遊んでくれる!すごい!」「ただの同居人が飲み会へ行くのは自由。むしろ夜に家にいて家事育児してくれるなんてとっても優しい」と、評価がプラスにしかならなくなります。まあ、同時に「いつまでも相手を縛るなんて可哀想だ。いつか同居解消しなきゃ」とも考えましたが。

まとめ

今回、たまたま2週連続3回という頻度で飲み会が重なり、しかも私が怪我をして、話がこじれてしまいました。そしてその時の夫の対応は「父親」「夫」として望ましいものではありませんでした。
今後は、産後の母体がいかに辛いものであるか、母親が担う育児がどれほどの負担であるか、しっかり勉強して思いやりを持って欲しいと思います。一度残った禍根は二度と消せるものではないので、一生恨む気持ちはどうしようもないですけれど。

赤ちゃんはあっという間に大きくなって、いつかは大人になります。1歳にもなれば、かなり育児の負担は減っているはずなので、飲み会はその後に好きなだけ行けば良いと思います。ずっと一緒に過ごす家族のこれからと、飲み会と、どちらを大事にすべきなのかをよく考えてください。以上です。