夫の家事育児参加率50%の裏にある妻の努力

夫の家事育児参加率50%の裏にある妻の努力

はじめに書きますが、これはうちの夫婦の話です。こんな夫婦もいるのだな、程度にお読み下さい。

うちの夫は、優しさだけは誰にも負けていないと妻が思うような人です。収入は低くても優しくて妻への愛情が深い、だから結婚しました。それでも、子供が2人生まれ家庭内のタスクが増えてくると夫の「優しさ」「愛情」だけでは夫を愛せなくなりました。家事育児を私ばかりがやっていて、夫だけのんびりスマホをいじっている。私は休む暇もないのに。と、いつしか愛情が恨みに変わりました。

このままでは夫婦解散の危機だと思い、なんとか夫に家事育児をやってもらおうと努力し、夫の家事育児参加率50%を達成した話を書きます。

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なぜ父親に家事育児へ参加してほしいのか

なぜ父親に家事育児へ参加してほしいのか、理由は3つあります。

  • いつまでも仲の良い夫婦でいたいから
  • 共働きだから
  • 子供に父親を愛してほしいから

1つずつ説明します。

いつまでも仲の良い夫婦でいたいから

父親に家事育児へ参加してほしいことの一番の理由は、夫婦仲を良好に保ちたいからです。自分の経験ですが、夫婦仲の良し悪しは子供への影響がとても大きいです。以下、両親の不仲に関する研究報告の一部を引用させていただきます。

両親の悪口を聞いている子ども群に自己肯定感や家庭での安心感などにネガティブな判断傾向がみられたことから、量的研究においても、両親の葛藤が子どもの心理に悪影響を及ぼすことが示唆されたといえよう。

私は昔から自己肯定感が低く、抑うつ傾向のある10代を過ごしてきました。同級生で自己肯定感のしっかりある人がどういう家庭なのかを聞くと、皆、両親の仲が良い人ばかりでした。
こういった経験から、私は結婚したら絶対に夫婦仲の良い家庭を築きたいと考えていました。幸い、この考え方には夫も賛同してくれていたため夫婦仲を良くするためであれば夫も協力を惜しまずいてくれました。

「男は仕事、女は家庭」という考え方もありますが、それで夫婦関係が良いという話を聞いたことがありません。そもそも我が家は共働きなのですが、それだと余計に夫の家事育児参加率をあげないと、妻は不公平を感じて夫を愛せなくなります。
いつまでも仲の良い夫婦でいるためには、夫が納得して家事育児に参加する必要がありました。

共働きだから

我が家は経済的な理由により共働きです。出産し仕事に復帰してからは私の方が時短勤務となり、家事育児の多くを担っていました。私が息を吸う時間も惜しんで仕事をこなし、急いで帰って家事育児をする傍ら、夫は好きなだけ残業をしていました。私自身、最初は特に疑問にも思わずその生活を送っていましたが、ある時あまりにも過密な業務量で体を壊してしまいました。

お互い働いていることは同じなのだから、可能な限り家事育児の負担も半分にしてほしい。そうでないと、片方に負担がかかりすぎて家庭が崩壊してしまう、と思いました。

子供に父親を愛してほしいから

上の子が0歳の時から、育児の負担は母親の方が多く、一緒に遊ぶ時間も圧倒的に母親が多い生活でした。そのせいか、子供が3歳になる頃には「ママじゃないと嫌」という子供になっていました。
それでも、子供には父親を大好きでいてほしい。そのために、もっと夫の育児への参加率をあげなければならないと考えました。

現在、私は第二子の育休中で毎日家にいますが、家事は昼間に私が済ませてしまうにしても子供と関わる時間だけは減らしてはいけないと思っています。

妻がどういう努力をしているのか

夫が家事育児を参加すると、いつまでも夫婦仲良く、子供もお父さんが大好きになる、という良いことがあります。
漠然とした言葉で言うだけでは夫は動いてくれないので、以下のような努力をしました。

小さなことも夫へパスを出す

理想は何も言わずとも自主的に家事育児をしてくれること、ですが、それは早々に諦めました。期待すると辛いのでやめました。
なので、小さなこともどんどん夫へパスを回して頼むようにしました。例えば、食事は私が用意するので片付けを頼んだり、ゴミの日の朝は私から「ゴミの日だから、ゴミまとめて出しておいて」と頼んだり、食後のんびりしている夫に「子供と遊んであげて」と声をかけたり、です。子供のために魚の身をほぐす、など小さなことも頼むようにしました。

平日は保育園送迎から夜夫が帰ってくるまで、どうしても私の方が子供と接する時間が長くなります。その分、土日で挽回しようとしてもなかなか難しいです。なので、平日夫が家に帰ってきたらどんどん家事育児を頼むようにしました。これまでは「仕事で疲れているだろう」と遠慮していましたが、それはお互い様だと考えて遠慮することはやめました。
言い方にも気を遣っています。高圧的に頼んでもギクシャクするだけなので、なるべく夫の顔色を見ながら低姿勢に依頼をします。

こういったパスに、夫は嫌な顔をせず応えてくれるので感謝しています。もし嫌嫌やるようであれば、夫婦仲はどんどん悪くなっていたと思います。

以前、こんな記事を書きました。

指示待ちせずに自分からできることを見つけて助けてほしい、と書いていましたが、これを書いて3ヶ月が経つ現在も「自主的な行動」は難しいらしく、私の方から指示を出す毎日です。ですが、本当に少しずつ、自分からお皿を洗ってくれたり子供と遊んだりと変化はあります。

子供の前で夫を褒める

これは書くのも億劫なのですが、夫に気持ち良く家事育児をやってもらうために、子供の前でよく夫を褒めるようにしています。「お父さんお皿片付けてくれるんだよーすごいねー」「家のお仕事たくさんしてくれてお父さんはすごいんだよ」「いつも家事育児してくれてありがとう」と、感謝も言葉にして伝えています。
褒めて煽てて夫を動かすなんて、と夫を大人として扱っていないようで心苦しい気持ちもあります。が、夫に家事育児によるストレスを与えたくないため、割り切って褒めています。
逆に、自分が家事育児で疲れてしまったときも「こんなに家事やったよ、褒めてくれ」とお願いしています。やっぱり褒められると嬉しいです。

夫の話も聞く

時折、夫と自分の家事育児に対する意識やストレスを知るために話し合う時間も取っています。夫婦といえど他人同士なので、会話がないといつの間にかお互い不満が溜まっていたりします。「今日はこんなことが大変だったよ」「次のお休みは一人の時間が欲しい」など伝えています。夫の方も、「今週は仕事が大変だったから少し休みたい」「先週は残業が多かったから次の休日は遊んでおいで」と言ってくれます。

夫婦と家庭で一番大切なものは、思いやりだと実感しています。思いやりを持った夫婦関係を子供に見せることで、子供にも良い影響があるのではとも期待しています。

努力の結果

そもそもこんな努力、もう少し夫の意識が家庭に向いていればしなくても済みそうなものです。が、うちの夫は元々気が利かない人間なので、仕方がないと諦めています。
ただ、最初は「なんでこっちばっかり気を遣わないといけないんだ」と思っていましたが、夫もそれなりに私に気を遣っていることもわかってきましたし、文句も言わず応えてくれる夫に感謝もあります。

最近では、私からの指示出しも少しずつ減ってきています。何も言わずとも家事をしてくれたり、指示を出せばすぐに動いてくれることで、夫の家事育児への参加率が上がっています。

最後に

このような妻である私の努力によって夫の家事育児への参加率は上がっています。しかし、これは私の努力だけでなく、夫の優しさによって実現できたことだとこの記事を書きながら気がつくことができました。口うるさい妻を許してくれている夫へ感謝します。

これからの時代は、「男は仕事、女は家庭」なんていう古臭い考え方も払拭されるはずなので、妻の努力なしでも家事育児を自分のことと捉えて自主的に取り組む男性は増えていくと思います。そう考えると、若い世代の夫婦が少し羨ましくなりました。

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