時短激務の問題点と解決策を考える

産休育休明けの復職、時短激務の問題点と解決策を考える

人生2度目の産休育休を取得し、この春4月から復職予定です。
私は1度目の産休育休後、復職してから時短勤務になりました。その際、あまりの激務で何度も高熱を出し、結局転職することになりました。時短勤務+激務は本当に過酷でした。その時の自分とかつての同僚の話から、時短激務の問題点と解決策を考えたいと思います。

時短激務の体験談

自分の時短激務経験

時短激務の問題点と解決策を考える
産休前は業務が重く忙しく、妊娠後期に入っても残業で22〜23時帰宅の毎日でした。
妊娠中に体調を崩していれば働き方の制限を申し出ていたところだったのですが、幸か不幸か特にトラブルのない妊婦だったので、妊娠前と同じように働いていました。

それから産休・育休を経て復職。私は自宅から職場が遠く、フルタイムだと保育園の送り迎えに間に合わないため時短勤務を選択しました。時短勤務なのだから、業務量は以前より軽くなるはずだと考えていましたがそうはなりませんでした。
それから私は、時短の実働7時間で、産休前に残業でカバーしていた分の業務量をこなさなければならなくなりました。
毎朝、1日にこなすタスク量を確認し、あとは息つく間もなく集中して仕事をします。イレギュラー対応が入れば、次の日に回せる仕事を探して対応。トイレへ行くのも我慢して、お昼休憩は10分で食事をして切り上げてまた仕事。これを平日毎日続けていました。
精神的に毎日ギリギリで追い詰められており、上司から少し注意を受けただけで糸が切れて泣き出してしまった時もありました。
納期明けには決まって高熱を出し、それが1週間続いて入院寸前になったこともありました。高熱は検査しても原因不明、発熱から8日後に解熱して入院を免れました。

この当時の夫も残業が多く、平日は全く家事育児を頼れませんでした。しかし私が高熱を出した時には仕事を調整して帰ってきてくれたので、「やれば出来たのでは?」という気がしてしまいました。

ずっと激務で体調も崩し、上司に何度も「業務量を減らしてほしい」と要望を出していました。しかし、全く理解を得られず状況は変わりませんでした。上からは私は「仕事が遅い」という判定をされました。だから自己責任、ということだったようです。部下の問題を直視せず蔑ろにして何が管理職なのか、と私はとても疑問に思いました。

結局、こんな状況を何年も続けられる自信がなく、転職。年に2回高熱を出すような仕事を続けていたら、命が危なかったと思います。
その後は社員全員が定時で帰ることが普通のホワイト企業に転職し、平和な日々を送れるようになりました。

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同じ職場の同僚Aさんの場合

同じ職場には、子供が2人いる同僚Aさんがいました。その方は仕事がよく出来るが故に任される業務量が多く、時短激務になっていました。
時短なのに毎日定時過ぎまで仕事をし、延長保育を最大まで利用していました。私と同じく、お昼も食事をしながらずっと仕事。私とは違って体が強いのか、体調を崩すことは少ないようでした。しかし、話しかけるといつも殺気立っていて不機嫌でした。
夜は、2人の子供の食事準備と介助で自分の夕飯は食べられないと言っていました。そのため、復職からみるみる痩せていって顔もやつれていました。

また、同僚Aさんの夫も激務でしたが、週に1回夜勤明けの時にお迎えを代わってもらって終電まで残業していました。勤務時間は時短なのに、フルタイムよりも多く働く時もあったそうです。
なのに、時短だからという理由で査定の評価が低く、ずっと給料が上がらないと嘆いていました。
この会社では、ワーママは不当な扱いを受けるのだ、と私は受け取りました。

時短激務の問題点

時短激務の問題点は、主に3点あるかと思います。

  1. 仕事をこなす時間が足りない
  2. 家に帰ると家事育児で大変
  3. 同僚との関係が悪くなる

仕事をこなす時間が足りない

時短勤務だと仕事をする時間が少なくなります。子を持つ前までは残業でカバーできていた分が、保育園のお迎え時間があるために使えません。仕事がどうしても終わらない場合、他の同僚に任せることになったり、休日出勤することになったり、必ずどこかにしわ寄せが行きます。

家に帰ると家事育児で大変

仕事が大変なのに、家に帰るとまた家事育児でてんやわんや。子を持つまで知りませんでしたが、小さい乳幼児のお世話はとても大変でこれもまた激務です。急いで帰ってぐずる子供を待たせながら夕食準備、食事介助、お風呂、歯磨き、寝かしつけとタスクは盛りだくさん。更に我が家は洗濯・掃除・食器洗いの家事もあったため、家に帰ってもゆっくり座る暇もなく寝かしつけで寝落ちする日々でした。自分の時間なんか、一切ありません。

同僚との関係が悪くなる

時短で回らない仕事を同僚にお願いしたり、子供の体調不良で突発的に休むことも多いため同僚からは恨まれます。最近では「時短様」「ワーママ様」などと言う人もいました。私は当時、運良く同じ部署に子持ちが多かったのでそこまで深く恨まれることはありませんでしたが、転職後の会社では同僚から嫌味を言われることもよくあります。

時短激務をどうしたら良いのか、解決策を考える

私自身は、激務に耐えられず転職し、運良く状況を好転させることができました。
しかし、職種や環境によっては転職がうまく行くとは限りません。それでも、激務で辛い思いに耐えるだけでなく他に解決の道はあるはず。
考えうる策としては、以下に可能性があるかと思います。

  • 転職する
  • (夫激務の場合)夫に転職してもらう
  • マミトラに入る
  • 人員を増やしてもらう
  • 業務効率化を進める

自分か夫が転職する

自分が転職する、という他に「夫に転職してもらう」策もあるはずです。夫の方が働き方を変えて家事育児にコミットしてくれれば、妻はより働きやすくなるはずです。収入がそれほど変わらないのであれば、夫が時短勤務をしても良いですし。夫婦で乗り越えれば絆も深まるかもしれません。

マミトラに入る

当時の職場には「マミトラ」なんてものはなく、仕事が出来る人に業務が集まるようになっていました。しかし、マミトラがあるのならば戦略的にそこに入るのでも良いと個人的には思います。いずれ子供が大きくなった時に、また思いっきり働けば良いはず。多分。

人員を増やす

繁忙期だけでも人員を増やしてもらって業務量を減らす、という方法もあるかと思います。
しかし、私の部署でもやったことがあるのですが、増えた人員(派遣さん)へ回す仕事をまとめて指示を出すという自分の業務が増えることで、結局大変さは変わりませんでした。
指示を出す人が別にいてくれるなら、ありだとは思います。

業務効率化を進める

時間のかかる作業を効率化して、業務量を変えずに仕事にかかる時間を減らす、という方法です。これは私自身、転職直前に上司と進めてみましたが、なかなか良かったです。業務効率化系のサービスを利用したり、他の社員と情報共有して人に仕事を渡したりなど、それまでどうにもならないと思っていた業務も意外と効率化の余地がありました。
しかし、これは時短激務の本人1人で進めることはできません。そんな時間と余裕がないです。なので、誰か別の上司・同僚と進めることが出来れば転職せずに済むかもしれません。

その他

また、開き直って「仕事をしない」ようにすれば、自然と仕事が回ってこなくなって楽になる、という場合もあるかもしれません。その場合は同僚から恨まれそうではありますが。実際、子持ちではなく普通のフルタイム社員でそのような働き方をしている人も知っています。私はやりたくないですが、本人が良ければ…と思います。

時短激務にもメリットはある

1年間、時短激務に耐えた結果として、タスク管理のスキルが向上しました。
時間に制約のある中で働くことによって、仕事の優先順位をつけて効率的に片付けていくことが出来るようになりました。出産前は集中力が上がらずダラダラと働く時間も多かったように思います。今思えば、随分と贅沢な時間の使い方をしていたものだと呆れますが…。

また、仕事の時間効率もかなり上がったと思います。
私は出社後まずメールをチェックしながらその日のタスクを整理し、優先順位をつけてサクサク仕事を片付けていました。勤務時間の7時間をフルで集中して働くので、就業時間内のパフォーマンスはかなり高かったはずです。
時短勤務の中でフルタイム+残業のパフォーマンスを出すことは難しいですが、フルタイム程度のパフォーマンスには出来ていたかと思います。

良くも悪くも、時短激務の中で自分の限界を知って得たことは大きいです。
「この業務ならこのくらいの時間で終わる」「これは時間がかかるけど優先順位が高いから他の人にお願いしよう」などの判断も出来るようになりました。
時短勤務だからこそ、集中して仕事をこなし効率的に業務をさばくことが出来るようになった、という人は私の他にも多いと思います。ちなみに、転職活動をしていた際にはこの辺りをアピールしたりもしました。

最後に

「ワーママ様」「時短様」という言葉が出てきて、子持ちとしては肩身が狭い世の中だなと感じます。しかし、「時短様」の実態は私や同僚Aさんのような時短激務かもしれません。本当に周りに迷惑をかけてあぐらをかいている人も、中にはいるかもしれませんが。
何事も経験しなければわからないことですが、時短激務の辛さを少しでも知ってほしいです。迷惑をかけて辛いワーママも多いはず。

実際、時短激務は残業前提な働き方をさせる企業側・管理職側にあると思います。恨むなら、ぜひ会社や上司を恨んで欲しいです。そして、そんなブラックな会社には潰れていただきたいですね。

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