夫が育休を取得した!まとめ

夫が育休を取得した!まとめ

2018年6月に第二子を出産し、それに合わせて夫が2ヶ月間の育児休暇を取得した生活のメモです。
夫は一通りの家事・育児ができる人であるという前提の記事です。
※育休についての説明は、2018年9月現在の情報となります。

育児休業とは

そもそもの育児休業についての説明から。厚生労働省のリーフレットによると以下のように説明されています。

労働者が、原則としてその1歳に満たない子を養育するためにする休業
※育児関係の「子」の範囲は、労働者と法律上の親子関係がある子(養子を含む)のほか、特別養子縁組のための試験的な養育期間にある子や養子縁組里親に委託されている子等を含む

私も1人目を産んだときは、育休は母親だけがとるものと考えていましたが、実際は男女共に取得することのできる制度なのですね。
また、育児休業を取得するには要件があり、これを満たさなければなりません。

・労働者(日々雇用を除く)
・有期契約労働者は、申出 で次の要件を満たすことが必要。
 ①入社1年以上
 ②子が1歳6か月(2歳までの育児休業の場合は2歳)に達する日までに労働契約が満了し、更新されないことが明らかでないこと

<労使協定を締結することにより、対象外となる労働者>
 ①入社1年未満の労働者
 ②申出の日から1年以内(1歳6か月又は2歳までの育児休業の場合は6か月)に雇用期間が終了する労働者
 ③1週間の所定労働日数が2日以下の労働者

うちの夫の場合、現職に在籍1年以上で、雇用期間に定めなく週5日フルタイムで働いているので、条件をパスしていることになります。

また、派遣社員でも育休が取得できます。
(参考:派遣先にも男女雇用機会均等法
女性は妊娠出産のために派遣社員だからといって仕事を辞めなければいけないこともなく、派遣社員の男性でも子が生まれれば育休を取れる、ということです。
そう思うと男性の育休も意外と法的なハードルは低く感じます。(会社のハードルはまだまだ高いところが多そうなイメージですが)

育休の申請方法

育児休業の申し出は、法律で休業開始予定日の1か月前までとされています。が、育休を取得したいとなった場合、まずはなるべく早く上長へ連絡した方が良いと思います。
提出書類については、会社の指定書類等で申し出をするだけです。会社によっては、自分で「育児休業等取得者申出書」を会社に提出し、これによって社会保険料が免除になります。
(参考:育児休業を取得したときの手続き|日本年金機構
育休の申請書類は会社によるので、取得する際はよく確認する必要があります。私の会社では、産休も育休も1枚の書類で完結していました。ありがたいです。

いつまで休める?

以前は子の1歳の誕生日の前日まででしたが、今は平成29年10月1日からの改正によって、保育園に入所できなかった場合は2歳まで延長できるそうです。
(詳細:「平成29年10月1日から改正育児・介護休業法がスタートします」

まあでも、そんなに休んだらお金が…とも思うので、0歳クラスから保育園に入所させたいところです。

育休が取れる回数

夫婦ともに1回ずつ、と思っていましたが、男性の場合はパパ休暇というものがあるそうです。

子の出生後8週間以内に産後休業をしていない労働者が最初の育児休業を取得した場合は、特別な事情がなくても、再度の取得が可能(パパ休暇)

たとえば、産後すぐに2ヶ月の育休を取得したあと復帰し、生後1年で保育園が決まらない場合は夫婦でバトンタッチして夫側が育休を取得できる、ということです。この制度を利用すれば、産後両実家に頼らずとも夫が育休を取って産褥期のサポートができ、1歳までに保育園に入れなくても妻は仕事に復帰できるのですね。

うちも産後2ヶ月だけ夫が育休を取ってすぐに復帰してしまい、もし私が保育園入園までに産後うつになってしまったらどうしたらいいのだろう、と考えていましたが、いざとなったらパパ休暇を利用して仕事に復帰しよう、と考えることができました。パパ休暇、本当にありがたいです。

育休中のお金

育休中のお給料は会社から出ない場合がほとんどですが、「育児休業給付金」というものがハローワークから支給されます。
支給額は、休業開始時賃金日額×支給日数の67%(育児休業の開始から6か月経過後は50%)相当額です。しかも、手取りではなく額面の67%で、さらに社会保険料が免除されるので、人によっては元々のお給料と大差ない額の金額がもらえます
(参考:育児休業給付について(ハローワーク)

また、保育園に入所できず子が2歳まで育休をとることになっても、それまでの間育児休業給付金は支給されます。(育休開始から半年以降はお給料の50%に減ってしまいますが…)
(参考:平成29年10月より育児休業給付金の支給期間が2歳まで延長されます

夫が育休を取得した理由

前置きが長くなってしまいましたが、ここからうちの夫の話になります。
夫は以下の理由から育休を取得しました。

  • 里帰りをしない
  • 上の子の保育園送迎がある
  • 第二子帝王切開で産後の回復に時間がかかる

実家への里帰りも検討しましたが、上の子の保育園送迎問題があり断念。自宅に残す選択肢もありましたが、そんなに長く離れるのは可哀想かなと却下。
実母にヘルプに来てもらおうとも思っていましたが、毎日は来れないこと、真夏で行き来が大変なことから、「それなら自分が育休を取る」と決めてくれました。

なぜ2ヶ月なのか

何もなければ1年間、保育園入園まで一緒に育児して欲しかったのですが、うちの自治体では夫婦が同時に育休を取ると、上の子が保育園を退園になる、という事情がありました。また、収入も減るので生活費の不安もあり。ということで、私の産後休業中のみ、育休の同時取得にならない範囲で最大の2ヶ月間取得、となりました。

育休取得の弊害

上司からは「実例がない」という理由で止められたそうです。
しかし、会社の意向としては男性育休を推進したいということもあったため、無事に取得することができました。
実例が少ないということで男性の育休取得に難色を示す管理職者が多いのだと実感しました。
しかし、会社がどういうスタンスでいるのかがとても重要だとも感じたため、世の企業が皆男性育休を推進してくれればいいな、と思います。(推進までしなくとも、当たり前に父親の権利として育休取れるよ、という世の中であってほしいです)

育休中の生活スケジュール

育休期間は産後2ヶ月だけだったので、あまり外には出ませんでしたが、おおよそこんな感じで過ごしていました。

平日の1日

07:30 起床
08:00 朝食
09:00 上の子保育園へ
10:00 洗濯・掃除
12:00 昼食
14:00 外出(散歩や買い物)
16:00 帰宅
17:00 上の子帰宅
17:30 食事準備
18:30 夕食
19:00 食器洗い
19:30 風呂(親子2人ずつで交代)
21:00 上の子寝かしつけ開始
23:30 全員就寝

この間に2、3時間おきの授乳が適当に入ります。上の子は保育園で昼寝してくるので、23:00過ぎるまで寝ないので夜は全員寝落ちです。
平日は上の子が保育園へ行っていたので、日中がとても平和に過ごせました。穏やかに毎日が過ぎるので、あっという間に土日が来て憂鬱でした。土日に対する感情が働いているときと変わってちょっと面白かったです。

休日の1日

07:30 起床・上の子はテレビ鑑賞
09:00 のんびり朝食
09:30 上の子テレビ鑑賞
10:00 夫買い物へ
12:00 昼食
13:30 上の子と夫お出かけ
14:00 洗濯・掃除
16:00 2人帰宅
17:30 食事準備
18:30 夕食
19:00 食器洗い
19:30 風呂(親子2人ずつで交代)
21:00 上の子寝かしつけ開始
22:00 上の子就寝
23:30 フリータイム!
00:30 就寝

産後2ヶ月は上の子の赤ちゃん返りが激しく、夫が育休で家にいてくれて本当に助かりました。休日は上の子がお昼寝しないので、夜の就寝が早くて少し父母のフリータイムが取れます。

食事は基本的に夫が作ってくれましたが、産後1ヶ月半ごろから少しずつ私も作り始めました。やっぱり自分で作るご飯は美味しいからです。(夫も頑張ってはくれましたがすぐにレトルトに頼りだしたので…)

良かった点

正直、2ヶ月間もずっと一緒にいることに最初は不安がありました。こんなに長いこと一緒にいることがなかったので…。しかし、意外に喧嘩もイライラも少なく、メリットの方が多かったです。
具体的に良かった点は以下です。

  • 夫に家事の主担当意識が芽生えた
  • 夫の調理レベルが上がった
  • 細かい家事への認識合わせができた
  • 夫婦関係が良くなった
  • 産後の体を休めることができた
  • 毎日がエブリデイハッピー

元々、うちの夫は家事育児を私と同等くらいにできる人ではありましたが、夫に家事の主担当意識が芽生えたことは本当に良かったです。今までは「妻ができないときにやる」というスタンスだったのが、「何も言われずとも自分から片付けていく」という自主性のあるやり方に変わりました。仕事に復帰してからも、時々ですが、私から何も言わなくても洗濯や食器洗い等の家事をしてくれるようになりました。

また、食事に関して栄養バランスの知識が一切なかった夫が、私の体と母乳のことを考えて根菜料理を作ってくれたことにとても感動しました。こういった思いやりによる行動をしてくれることで、夫婦関係がとても良くなりました

細かい家事は、いわゆる「名前のない家事」ですが、例えば「食事の前後に食卓を拭く」「シャンプーが減ってきたら詰め替える」「掃除をするポイント」「排水溝の網は毎日交換」など、これまで私が意識せずやっていた家事を共有できたことは良かったと思います。これから先ずっと私がやり続けていたら、見えないところでストレスが溜まって夫への不満になっていたかもしれません。今後数十年一緒にいる夫婦なので、こういったすり合わせが出来る場面ってもうそんなにないかもしれないですし、今のうちに出来たことが財産になったなと思います。

1人目の産後は里帰りしたのですが、実母は赤ちゃんのお世話を一切しなかったので、私はずっと娘のオムツ替えや抱っこで休めず、回復に時間がかかりました。今回は夫が授乳以外の育児を率先して行ってくれたので、悪露が終わるのも早く、骨盤の痛みも早く引き、とても助かりました。

そして、育休の2ヶ月間、夫婦で毎日幸せに暮らせたことが最も良かったです。人生でこんなに穏やかに夫婦で過ごしたことは、新婚旅行以来なかったかもしれません。これからも夫婦色々あるとは思いますが、なんだか乗り越えられそうな気がします。

大変だった点

最高快適な育休生活ですが、以下の3つがデメリットだったかなと思います。

  • 一定期間お金が入ってこなくなる
  • 気を使って注意することに疲れる
  • 夫の筋力が落ちる

育児休業給付金は、申請からしばらく経たないと振り込まれません。夫は2ヶ月の育休から復帰して1ヶ月経ちますが、まだ振り込まれません。実際に育休を取得してから4ヶ月後に2ヶ月分が振り込まれるようなサイクルです。夫婦二人で4ヶ月も収入がないので、一時的に困窮しました。貯金大事ですね…。
育休を取るとしたら、最初は3ヶ月無収入でも暮らせる貯蓄があると安心できると思いました。

また、夫の家事を指摘する際、相手が嫌な気持ちにならないように気を使うのに少し疲れました。当たり前ですが私と夫では家事のやり方や掃除の限界レベルなども違ったので、その辺のすり合わせが多々発生しました。
ずっと一緒にいる相手なので、なるべく波風立てないよう気を使って注意することで、2ヶ月間夫婦関係を悪化させず、むしろ良くすることができたと思います。

夫の筋力についてですが、育休を取得する前までは毎日ジムに通う、と言っていた夫が実際に育休に入ると家事育児+私の世話で時間がなく、ずっと家にいました。すると、1日2kmほどしか歩かなくなり一気に運動不足になりました。これで私が困ることは特にありませんでしたが、仕事に復帰してしばらくは通勤するだけで筋肉痛になったとこぼしていました。

夫との育児生活、総評

夫婦での育休生活は最高!(※)の一言でした。夫にとっても、家事レベルが上がったことで、1人でも家族を世話できるようになったことは良かったのではないかと思います。

正直、夫にとってはなかなか大変な2ヶ月だったと思います。ですが、夫は「家族のお世話を出来て嬉しかった。ずっと一緒にいられて楽しかった」と言ってくれていて、私も愛想を尽かされなかったことに安心しました。

もしこれから妻が出産する、という男性がいたら、ぜひ積極的に育休を取ることをおすすめしたいです。今後の夫婦関係にも良い影響があると思います。

※ 夫が家事育児の9割以上を負担する場合の、妻の感想です。